学科試験 最も重要な科目は法規!【計画・環境・法規】④

一級建築士への道

一級建築士 学科試験 僕の学科合格までの対策                   第2回 【計画・環境・法規】

前回からの続きです。
この記事では一級建築士の資格取得を目指しているみなさんへ、僕がこの一級建築士を取得するまでにチャレンジした内容(今回は3つの学科についてを説明していきます。

この記事では学科試験(5教科)を勉強していく際に注意するポイントや特化して勉強することのメリットを中心に伝えていこうと思います。

今後一級建築士チャレンジする予定の方・チャレンジ中の方・まだ諦められない方に少しでも役に立つように情報を発信していきます!
↓前回のブログです。

一級建築士【僕の学科試験の合格勉強方法はコレだ!!】③
一級建築士にチャレンジしている方必見!この記事では一級建築士 学科試験の各教科に共通して利用できる勉強法を実体験を踏まえ解説しています。一級建築士これからチャレンジする方・立ち止まっている方も大丈夫。この記事を読めば日々の積み重ねの重要さや、当たり前のことなど今後の試験対策につながること間違いなし!!

問題集は・・・

テキストを勉強することもとても大事だと思います。

基本を理解して応用をしていくことは、勉強の基本中の基本だと思います。

しかし僕としてはテキストを理解するよりも、過去問題や模試などのより実践に近い形で日々勉強していくことが一番重要だと思っています。

僕が学科試験を何とか合格した年は、各教科の問題集最低でも3周分を解くように努めました。
(僕の使用していた資格学校の問題集は、各科目200~300問の問題が掲載されていました)

ここで注意するポイントは設問の解答番号を暗記しないことです!
当たり前のことですが、3周も同じ問題を解いていると”この設問はNo.3が正解だな”って気づく時があります。
問題と解説をセットで理解することで、学科試験の際 応用が利くようになると思います。

ここからは総問題数125問各学科毎に勉強した内容を伝えしていきます。
(恥ずかしい話ですが、学科によって僕自身の勉強量に差がありますご容赦ください)

学科① 【計画】 出題数20問

計画については内容を理解し、記して問題を解く学となります。(僕の認識です)

問題の分類と出題率は以下の通りです。(※年度によって出題率は変動があります)

建築計画各論(住宅や集合住宅・公共や商業建築等)・・・35%程度、
計画一般(面積や寸法・高齢者や細部計画・周辺環境等)・45%程度、
都市計画や建築史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20%程度。

前回の記事でも記載しましたが、この学科①【計画】は暗記が多く僕の苦手な学科の1つです。
僕自身は問題集をひたすら解き、覚えていくことを実践していました。(正直苦手であまり勉強してません💦)
学科試験の対策としては、過去問で出題頻度の高い問題を中心に解いていました。過去問を繰り返し解いていくことが”試験の得点のカギ”となると思います。
また小さなノートに重要ポイントのみを書き、試験前に確認したり電車移動の際に確認するようにしていました。
(キーワードだけでなく、参考となるイラストも書いておくと覚えやすいと思います)

※雑なイラストで申し訳ありません💦

実際の学科試験では、過去出題履歴のない建築物や話題の工法などが数問出題され驚かされた印象です。

学科② 【環境】 出題数20問

環境についても内容を理解暗記して問題を解くことだけでなく、公式を暗記し計算問題を解く学科となります。(僕の認識です)
問題の分類と出題率は以下の通りです。(※年度によって出題率は変動があります)

環境工学(環境や換気・熱や日照そして採光、色や音等)・・・45%程度、
建築設備(電気や照明・給排衛生や消火防災・空調換気等)・・55%程度。

計画と同様この学科②【環境】も暗記と公式の活用する問題が多く、僕の苦手な学科です。
様々な公式を覚える必要があり、設問にあった公式が何であったか?っと悩むことも多かった印象です。
こちらも学科試験の対策は、過去問で出題頻度の高い問題をひたすら解いていました。過去問と公式の暗記が”試験の得点のカギ”となると思います。
計画同様に小さなノートに重要ポイント頻繁に出題される公式を書いて暗記していました。
(3色のペンを使用し、パっと視覚的に認識できるように書くことをおススメします)

※色を使い過ぎで、見難いかも(笑)

実際の学科試験では、公式を十分に暗記しておくことで、得点を稼ぎやすいのでは?!と思います。
同じ資格学校の仲間たちは高得点をたたき出してました。
(環境が苦手な僕自身はボーダーラインギリギリでしたが(笑))

学科③ 【法規】 出題数30問

法規については、全教科を通じて唯一法令集を試験時に持ち込み可能な学科です。
法令集を用いて受験できる代わりに広い範囲の分野から出題されます。(僕の認識です)
この法規を制することが学科試験の合格を左右します。満点に近い点数を必ず取るように勉強をする必要があります!
問題の分類と出題率は以下の通りです。(※年度によって出題率は変動があります)

大きな分類としては建築基準法とその他関係法令の2つに分かれます。
建築基準法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・約70%程度
総則(用語の定義・手続き・面積や高さそして階数)、一般構造
構造強度(各種構造・構造計算)
防火避難(耐火建築物・防火地域等・防火区画・内装制限や避難)
建築設備、都市計画区域等の制限(道路や用途地域・容積率や建蔽率・高さ制限)
その他関係法令・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・約30%程度
建築士法、職業倫理、都市計画法、消防法、バリアフリー法、耐震改修促進法等

法規の勉強はまさに”継続は力なり”という言葉がしっくりくる科目だと思います。
学科試験合格の1年前までは最も苦手な科目がこの”法規”でした。しかしある勉強法を実践してから得意科目に進化しました!
具体的な勉強法はとにかく法令集を用いて問題を解き続けることです。僕は学科試験の前年の年末くらいから毎日最低5問解くことを実践していました。
5問×30日×8か月として、1,200問程度解けますね!
はじめは解答を見ずに解いていたため、法令集をペラペラ捲りながら5問で2時間もかけて解いていました。
個人差があると思いますが、僕は2か月目くらいからスイスイ解けるようになりました。
なぜかというと問題の分野を理解し、法令集の記載か所を見つけ出せる能力が身に付きます!

実際の法規の試験時間から逆算すると、30問を1問当たり3分程度で解答する必要があります。
このためにはやはり法令集をいかに早くひくか、またある程度暗記しているか!ということが”試験の得点のカギ”となります。

もうひとつのポイントは後半のその他関係法令 8問程度は難易度が低めであるということです。
もし前半の建築基準法で時間がかかりそうな時、一旦後半のその他関係法令の問題を解くことで確実に8点を確保出来るはずです!

                

※自分なりにインデックスを法令集の上下にも付けて対策!!(付け過ぎ💦)

さいごに

この記事では一級建築士試験へチャレンジする方へ向けて、僕が実践した学科試験 計画・環境・法規の勉強法について書いてきました。

特に僕が一番勉強した教科の法規について詳しく解説してきました。本文でも書きましたが”継続は力なり”という言葉が一番重要だと思います。
特に法規は努力した分だけ、必ず試験の得点につながる超・超・超重要な科目です。
これから勉強を開始する方はとりあえずで構いません、毎日5問を解き続けてください!

一級建築士試験にチャレンジする全ての方に、少しでも興味を持って実践してもらえれば と思います。

次回のブログでは学科試験の残りの2つの学科 構造・施工について ”僕なりの勉強法”について書きたいと思います。

是非 楽しみにしていてください。



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